頂いたご質問
QuickBooksで記帳は自分で回せており、数字もひととおりみえています。この状態なら会計士に頼まなくても済むのではと考えているのですが、どう思われますでしょうか。アメリカでウェブ制作のフリーランスとして独立して4年目です。
当サイトの回答
結論から申し上げると、今のかたちで税務申告のみ会計士に依頼されていて、申告時に特段の修正や指摘が入っていないのであれば、基本的にこのまま進めていただいて差し支えないと思います。
ただ、一点だけ前提を補足させてください。会計士は申告時に帳簿を隅々まで検証しているわけではありません。共有いただいた数字が正しいという前提で申告書を作成しています(もちろん明らかに不自然な箇所があれば質問はします)ので、帳簿の内容そのものを保証するものではない、という点はご認識いただければと思います。裏を返せば、指摘が入っていないのは「ある程度合理的に記帳されている」と会計士が判断して、あえて修正を入れていないということですので、その意味では問題ないとお考えいただいてよいはずです。
そのうえで、質問者様のご状況を鑑みると、下記のような判断が絡む論点が出てきたときは一度ご相談いただいたほうがよいかもしれません。
- S Corporation選択(法人化を含む)で節税が成り立つか、成り立つ場合に役員給与をどの水準に置くか
- 他州のクライアントが増えてきた場合のネクサス判定、州によってはウェブ制作関連サービスへのSales Tax
- 外注先への支払いと1099発行の要否、Independent Contractorと従業員の区分
- 機材・ソフト・車両などの取得に伴う減価償却方法の選択(Section 179、Bonus Depreciation)
- 自宅兼事務所、Solo 401(k)等のリタイヤメントプラン、QBI控除の適用関係
- 日本側の取引先との取引がある場合の源泉徴収や所得の源泉地判定
こうした論点が出てきたタイミングで、今後も自力で回すか、どこから専門家に任せるかを見直されるのがよいかと思います。ご相談いただいたということは、現状のどこかに引っかかっている点があるのではないかとも推察いたしますので、差し支えなければ一度詳細をお聞かせいただければと思います。