I-94(アメリカ出入国記録)の具体的な取得方法と確認のポイントをわかりやすく解説

2026.05.15
税務・確定申告

この記事を書いた人トム | アメリカの会計士
米国の日系会計事務所にて、会計・税務・労務を中心としたバックオフィス業務と業務効率化のご支援をしています。些細なことでもお気軽にご質問ください。

この記事でわかること


  1. I-94(アメリカ出入国記録)にはどのような情報が記録されているか
  2. 公式サイトからI-94を取得・確認する具体的なステップ(実際のサンプル画面あり)
  3. 税務申告においてI-94が必要になる場面と活用方法

オンライン上で自分の「アメリカでの滞在日数」をオフィシャルに確認できることをご存じでしょうか。特にF-1留学生やOPTの方からは次のような質問をよく受けます。

  • Form 8843を書くときに正確な滞在日数がわからない(覚えていない)

  • タックスリターン作成時に必要なSubstantial Presence Test(居住者判定)で困っている

  • 入出国記録を後から確認する方法はあるのか?

結論として、これらはI-94(アメリカ出入国記録)を確認することで解決できます。

I-94とは、米国税関・国境警備局(CBP)が管理するいわゆる「出入国記録(Arrival/Departure Record)」です。いつ、どの空港に、どのビザステータスで入国し、また出国したのかが記録されています。

この記事では、I-94の具体的な取得方法について実際の画面のスクリーンショットと共にご紹介していきます。

具体的なI-94の取得方法

Step 1:公式サイトへアクセス

最新のI-94は以下の公式サイトからオンラインで取得が可能です(無料)。

Step 2:「Get Most Recent I-94」を選択

上記のリンクにアクセスするとトップページが表示されます。画面の上のタブの中から「Get Most Recent I-94/I-95」とあるはずですので、そちらをクリックしてください。

U.S. Customs and Border Protection I-94/I-95 Website

画面中央に「Terms of Service」というポップアップが出てきた際は、ポップアップ上の文章を一番下までスクロールのうえ「I ACKNOWLEDGE AND AGREE」をクリックすると次の画面に進めます。

Step 3:必要な情報を入力

STEP2が完了したのち、以下のような画面に進むかと思います。

「Enter Your Traveler Info」という表示あると思いますので、その下に必要な情報「First Name(名)」「Last Name(姓)」「Date of Birth(生年月日)」「Country of Citizenship(国籍)」「Document Number(パスポートの旅券番号:顔写真付きページの右上に記載があります)」をそれぞれ正確に入力し、最後に右下の「Continue」をクリックします。

U.S. Customs and Border Protection I-94/I-95 Website

Step 4:表示された情報を確認

STEP3が完了すると、以下のような情報(入国日、ビザステータス、滞在期限、個人情報)が表示されます。これがI-94(出入国記録)として登録されている公的な記録になります。

  • Admission I-94 Record Number(I-94レコード番号)
  • Arrival/Issued Date(入国日/発行日)
  • Class of Admission(入国区分/ビザカテゴリー)
  • Admit Until Date(滞在許可期限)
  • Last/Surname(姓)
  • First (Given) Name(名)
  • Birth Date(生年月日)
  • Document Number(パスポート番号)
  • Country of Citizenship(国籍)

これだけだと入出国の記録はわかりませんので、右下の「Get Traveler History」をクリックします。画面中央に「Terms of Service」というポップアップが出てきた際は、ポップアップ上の文章を一番下までスクロールのうえ「I ACKNOWLEDGE AND AGREE」をクリックすると次の画面に進めます。

上記のステップを踏むと、「Travel History Results」というページに遷移するかと思います。もし過去にアメリカに出入国したことがある場合、このページに過去の出入国の記録の一覧が表示されます。ここにはいつ入国し、いつ出国したのか、場所の情報(「LOCATION」)とともに確認することができます

I-94 Travel Histroy Example
Travel History Resultsのサンプル画像

このページは必要に応じてPDF形式で保存しておくと便利です。画面右下の「Print」というボタンをクリックするとPDF形式で保存することができ、そのまま印刷することができます。

税務申告との関係性

特にF-1ビザで留学されている学生の方々は、原則として滞在初年度からForm 8843を提出する必要があります。その際、アメリカにおける滞在日数を正確に記入する必要があるのですが、その際にこのI-94が役立ちます。もちろん、自身の記憶や旅の日程から記入することも可能ですが、時差の関係や記憶違いなどから正確な日数を記載できないケースも多いかと思います。

I-94はアメリカの公的機関が記録しているデータですので、当局はこのデータを正しい記録とみなして手続きを行います。そのため、できる限りI-94で正確な情報を確認しておくことをおすすめします。

まとめ

「I-94」はアメリカでの正確な滞在日数を確認できる公的なデータであり、留学生やOPT、駐在帯同者の税務申告に欠かせない情報になります。特にForm 8843や居住者判定では客観的な記録が重要になるので、いつでもI-94を確認できるようにしておくと安心です。

この記事が、I-94の取得・確認方法に困っている方のお役に立てれば幸いです。

アメリカの会計士

出身:愛知県 所属会計事務所:日系会計事務所(ニューヨーク・ロサンゼルスにオフィスがございます) 米国公認会計士として、アメリカ現地で日系企業や個人事業主のバックオフィス支援に携わっています。あわせてAIによるデータ分析の修士号を持っており、日々の実務でもAIを最大限に活用しながら、「AIに任せられる部分は任せ、最後の砦は人が担う」という進め方を大切にしています。 アメリカでの起業や会社運営には、日本では聞き慣れない専門用語が多く、特に会計士や税理士の業務は「何をしているのか分かりにくい」領域だと感じています。ご相談をお受けする際には、なるべく難解な言葉を使わず、次に何をすればよいかが明確になるご説明を心がけています。皆様の不安や負担を少しでも軽くし、本業に安心して集中していただける体制づくりに貢献できればと思っております。 会計士や税理士に相談するのは少しハードルが高い——そう感じる方もいらっしゃるかもしれません。そのような方は、まずはこのサイトをご覧いただき、私や会計・税務、そしてAIの実務への活用を、少し身近に感じていただければ嬉しく思います。 アメリカでの経理や確定申告、バックオフィスまわりへのAI活用など、些細なことでもお気軽にお問い合わせください。

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